先ず、動画をご覧ください。
●首こりのいろいろな症状
ご覧のように、症状の原因は筋肉です。
そして、筋肉の血流不足が根本原因です。
では、さらにくわしく原因を図解します。
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●図解…首こりの症状
首こりにともなうさまざまな症状。
・首こり
・肩こり
・絞めつける頭痛
・目の奥の痛み
・まぶたピクピク
・あごゴリゴリ
原因は、すべて筋肉の血流不足です。
(まぶたピクピク)
モニターを見つめて、まばたきをしない。
まぶたを閉じる眼輪筋の動きが止まります。
動きの止まった筋肉はポンプ作用が働かない。
結果、眼輪筋の血流不足。
酸素とブドウ糖が欠乏して、眼輪筋がケイレンします。
これが、まぶたピクピクの原因です。
眼輪筋
(目の奥の痛み)
カーソルの動きが止まります。
そして、眼球の動きが止まります。
眼球を動かす外眼筋の動きが止まるのです。
動きの止まった筋肉はポンプ作用が働かない。
結果、外眼筋は血流不足。
酸素とブドウ糖が欠乏して外眼筋が固まります。
つまり、伸び縮みができないのです。
すると、外眼筋が総腱輪を強く引っ張ります。
そして、総腱輪に痛みがでます。
これが、目の奥の痛みの原因です。
外眼筋
(けんびきの痛み)
微妙なマウス操作で、右肩に力が入る。
肩甲骨を引き上げる肩甲挙筋の動きが止まる。
結果、肩甲挙筋のポンプ作用が働かない。
そして、肩甲挙筋は血流不足。
酸素とブドウ糖の欠乏で肩甲挙筋が固まります。
固まった筋肉は、伸び縮みができません。
結果、肩甲骨が動くと、肩甲挙筋がけんびきを強く引っ張るのです。
これが、けんびきの痛みの原因です。
肩甲挙筋
(首の付け根の痛み)
首を下から支える斜角筋。
頭が動くと、首が動きます。
頭の動きが止まると、首の動きも止まります。
首の動きが止まれば、斜角筋の動きも止まります。
結果、斜角筋は血流不足で固まります。
固まった筋肉を動かすと、痛みが出ます。
これが、首の付け根の痛みの原因です。
斜角筋
(首の後ろの痛み)
下を向いて、本を読む。
そのまま固まって、上を向けない。
結果、上を向くと、首の後ろが痛みます。
あごを突き出し、モニターを見る。
頭が後ろに反ったまま、首が固まります。
結果、あごを引いて頭を前に傾けると、首の後ろに痛みが出ます。
首の後ろの頚板状筋と頭板状筋が固まったのです。
動きの止まった筋肉は、血流不足になって固まるのです。
これが、首の後ろの痛みの原因です。
頚板状筋・頭板状筋
※首の後ろの痛み『頚板状筋・頭板状筋』
くわしく知りたい方はこちら⇒
(耳の下の痛み)
側頭骨の乳様突起は、頭の骨の1つです。
顎二腹筋と胸鎖乳突筋が付着しています。
顎二腹筋は、乳様突起を支点に舌骨とあごを動かす筋肉です。
胸鎖乳突筋は、乳様突起を引っ張って頭を動かす筋肉です。
顎二腹筋と胸鎖乳突筋が血流不足で固まります。
結果、2つの筋肉が乳様突起を引っ張って、痛みが出ます。
これが、耳の下の痛みの原因です。
顎二腹筋・胸鎖乳突筋
※あごを動かす耳の下の痛み
『顎二腹筋』くわしく知りたい方はこちら⇒
※首を動かす耳の下の痛み
『胸鎖乳突筋』くわしく知りたい方はこちら⇒
(絞めつける頭痛)
前頭筋と後頭筋は、頭の筋肉です。
前頭筋は、帽状腱膜を引っ張って額に横しわを作ります。
後頭筋は、帽状腱膜を引っ張って額を引き上げます。
2つの筋肉が緊張し、血流不足になって固まります。
筋肉は固まると縮みます。
結果、前頭筋と後頭筋が帽状腱膜を引っ張って頭蓋骨を絞めつけるのです。
これが、絞めつける頭痛の原因です。
前頭筋・後頭筋・帽状腱膜
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●じっとする日常生活で首こり!
頭を支えて、じっと動かない首の筋肉。
そんな何げない、首の動きの少ない日常生活。
これが、あなたのつらい首こりのはじまりです。
- パソコン
- あかちゃん抱っこ
- 本を読む
- ピアノ練習
- 受験勉強
- FXトレード
- アフィリエイト
- 長時間のモニター凝視
- パター練習
- 重い荷物を抱える
- 顕微鏡をのぞく
共通していることは、「筋肉の動きが少ない」
これが筋肉が固まる理由です。
重い頭を支える首の筋肉。
何げなく、じっと、力が入る。
そのまま、血流が悪くなって固まる。
それが、首こりの原因です。
●筋肉の「こり」って?
肩こり、首こり、筋肉のこり。
「こり」とは?
筋肉が、しこり状に固まった状態です。
固まったから、伸び縮みができません。
無理に伸ばそうとすると痛みが出ます。
これが首こりの症状です。
首の動きが止まって、じっとしている日常生活。
これが首こりのはじまりです。
筋肉の動きが止まると、血流が止まります。
血流が止まると、酸素とブドウ糖が不足します。
結果、エネルギーが筋肉に生まれません。
エネルギーが無いと、伸び縮みができません。
つまり、固まるのです。
これが、筋肉の固まる図式です。
●筋肉の血流はポンプ作用
動かずじっとしている。
これが筋肉の固まる原因です。
筋肉の血流が悪くなるからです。
ポンプ作用が働かないのが理由です。
これが、筋肉のポンプ作用です。
筋肉は伸びたときに古い血液を吐き出します。
縮んだときに新しい血液を吸い込みます。
ポンプ作用で、筋肉は血流を作るのです。
つまり、動かないと血が流れないのです。
じっとしていると、血流不足で固まるのです。
●酸素とブドウ糖の欠乏
首の筋肉が固まった。
これが、首こりです。
筋肉の血流不足が原因です。
では、なぜ、血流不足で筋肉は固まるのでしょうか?
その理由の解説です。
ポイントは酸素とブドウ糖です。
筋肉はブドウ糖を酸素で分解して、エネルギーを作ります。
そのエネルギーを使って、筋肉は伸び縮みをします。
だから、酸素とブドウ糖が欠乏すると、伸び縮みするエネルギーが不足します。
エネルギーがないと、筋肉は伸び縮みができません。
筋肉は動けないのです。
つまり、固まるのです。
これが、筋肉の「こり」の生まれる図式です。
酸素とブドウ糖の欠乏が、筋肉のこりの原因です。
つぎの図解をご覧ください。
※ ATP: アデノシン三リン酸
この図は、筋肉のエネルギーを作り出す化学式です。
筋肉の好気呼吸と言います。
ブドウ糖を酸素によって、水と二酸化炭素に分解して、38ATP のエネルギーを作ります。
この好気呼吸は、高校の理科「生物」で学習します。
38ATPが、筋肉のエネルギーです。
この38ATP のエネルギーは、2つの働きに使われます。
1.温めるエネルギー
2.伸び縮みするエネルギー
だから、血流不足になると、筋肉は冷えたり、固まったりするのです
「血流不足」
これが筋肉の固まる生理学的な理由です。
●結局、どうすれば治る?
血流を改善すれば治ります。
首こりは、首の筋肉が固まったのです。
固まる原因は、血流不足です。
だから、血流を改善すれば治ります。
例えば、絞めつける頭痛。
前頭筋、後頭筋、側頭筋が緊張して、固まって、縮んで、頭蓋骨を絞めつけるのです。
だから、前頭筋、後頭筋、側頭筋の血流を改善すれば、なおります。
血流を改善すれば、筋肉がやわらぐからです。
筋肉がやわらげば、頭蓋骨を絞めつける力は弱まります。
これで、絞めつける頭痛はなおります。
血流が改善すれば、筋肉トラブルは消失します。