首を動かすと、首の付け根がチクっと痛い。
その原因は、斜角筋です。
斜角筋が頸椎の横突起を引っ張る痛みです。
斜角筋？
頸椎？
横突起？
首の付け根？
どうなっているのでしょうか？
解剖図などを使って図解します。
では、はじめます。
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首の付け根の図解を動画でご覧ください。
斜角筋は、こうなっています。
１．斜角筋のトラブル
斜角筋の主なトラブルに、首の付け根の痛みがあります。
そして、その痛みには、３つの場合があります。
１．首を前に傾けると、付け根が痛む場合
前斜角筋が原因です。
２．首を横に傾けると、付け根が痛む場合
中斜角筋が原因です。
３．首を後ろに傾けると、付け根が痛む場合
後斜角筋が原因です。
では、首の付け根の痛みの解説をはじめます。
1-1 頭を前に傾けると付け根が痛む場合
（原因）前斜角筋
・前斜角筋が頸椎の横突起を引っ張る痛み
青い筋肉 ⇒ 前斜角筋
赤い○印 ⇒ 頸椎の横突起（首の付け根の痛み）
① 左右の胸鎖乳突筋が同時に側頭骨の乳様突起を引っ張って、頭を前に傾けます。
② 頭が傾くと同時に、前斜角筋が頸椎の横突起を引っ張って、首を前に傾けます。
③ 首が前に傾くとき、前斜角筋が頸椎の横突起を引っ張る痛みがでます。
これが首を前に傾けたときの付け根の痛みです。
1-2 頭を横に傾けると付け根が痛む場合
（原因）中斜角筋
・中斜角筋が頸椎の横突起を引っ張る痛み
青い筋肉 ⇒ 中斜角筋
赤い○印 ⇒ 頸椎の横突起（首の骨）
① 左右片側の胸鎖乳突筋が側頭骨の乳様突起を引っ張って、頭を横に傾けます。
② 頭が横に傾くと同時に、中斜角筋が頸椎の横突起を引っ張って、首を横に傾けます。
③ 首が横に傾くとき、中斜角筋が頸椎の横突起を引っ張る痛みがでます。
これが首を横に傾けたときの付け根の痛みです。
1-3 頭を後ろに傾けると付け根が痛む場合
（原因）後斜角筋
・後斜角筋が頸椎の横突起を引っ張る痛み
青い筋肉 ⇒ 後斜角筋
赤い○印 ⇒ 頸椎の横突起（首の骨）
① 頚板状筋と頭板状筋が頭と首を同時に引っ張って、頭を後ろに反らします。
② 頭が後ろに反ると、後斜角筋が頸椎の横突起を後ろに引っ張ります。
③ 頭と首が後ろに反るとき、後 斜角筋が頸椎の横突起を引っ張る痛みがでます
これが首を後ろに反らしたときの首の付け根の痛みです。
1-4 首の付け根が痛む仕組み
１．首の動きが止まる
２．斜角筋の動きも止まる
３．斜角筋の血流がわるくなる
４．斜角筋が固まる
５．斜角筋が頸椎の横突起を強く引っ張る
６．頸椎の横突起に痛みが生じる
これが首の付け根が痛む仕組みです。
筋肉の動きが止まって、じっとする。
すると、筋肉の血流がわるくなる。
結果、筋肉にトラブルが生じます。
・伸び縮みができない
・スムースに動かない
・固まる
・ケイレン
・しびれる
・動かすと痛い
・冷えるなど…
原因は筋肉の血流不足。
これが筋肉トラブルの根本原因です。
前斜角筋のトラブル
前に傾けると、首の付け根の痛み
頭を前に傾けると、前斜角筋が頸椎の横突起を引っ張ります。
すると、頸椎の横突起（首の付け根）に痛みがでます。
中斜角筋のトラブル
横に傾けると、首の付け根の痛み
頭を横に傾けると、中斜角筋が頸椎の横突起を引っ張ります。
すると、首の付け根（頸椎の横突起）に痛みがでます。
後斜角筋のトラブル
後ろに反らせると、首の付け根の痛み
頭を後ろに反らすと、後斜角筋が頸椎の横突起を引っ張ります。
すると、首の付け根（頸椎の横突起）に痛みがでます。
（痛みの理由）
斜角筋が頸椎の横突起を強く引っ張る。
これが首の付け根の痛みの理由です。
斜角筋が固まったことが原因です。
筋肉は固まると、伸び縮みができません。
結果、引っ張る力が強くなるのです。
これが首の付け根の痛みです。
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２．斜角筋のトラブルをなおす
首の付け根の痛みは、斜角筋が頸椎の横突起を強く引っ張るのが原因です。
だから、斜角筋の引っ張る力を弱めれば、首の付け根の痛みは消失します。
では、斜角筋の引っ張る力を弱めるとは、どうすればいいのでしょうか？
2-1 斜角筋をなおす
斜角筋の血流を改善すれば、トラブルはなおります。
酸素とブドウ糖が供給されれば、斜角筋は伸び縮みができます。
結果、斜角筋の引っ張る力が弱まるのです。
これで、首の付け根の痛みは消失です。
（斜角筋のトラブル）
・伸び縮みができない斜角筋
・動かすと痛い斜角筋
・動かなくなった斜角筋
・固まった斜角筋
・しびれる斜角筋
原因は血流不足です。
だから、筋肉の血流改善でなおります。
これが筋肉トラブルをなおすポイントです。
2-2 筋肉血流の改善でなおる
筋肉血流を改善すれば、トラブルはなおります。
（斜角筋のトラブル症状）
・首の付け根の痛み
・首を動かすとバキバキッと音がする
・首を回すと痛み
・痛みで首を回せない
首の付け根の痛みは、斜角筋の血流を改善すると、痛みは消失します。
しかし、
斜角筋だけを治療しても、すべての症状が治るという訳ではありません。
原因になる筋肉が、他にもあるからです。
例えば、
頭を前に傾けると付け根に痛みがでるときは、前斜角筋以外に、胸鎖乳突筋などが関係します。
また、
頭を後ろに反らせると痛いときは、頚板状筋、頭板状筋などが連動して原因になっています。
そのため、
関連する筋肉も同時に血流改善しないと、症状は消失しないのです。
でも、
斜角筋、胸鎖乳突筋、板状筋の血流改善って、どうすればいいのでしょうか？
2-3 筋肉の血流改善のやり方
マニュアルがあります。
筋肉の血流を改善するやり方のマニュアルです。
わたしは首こりを自分で治します。
そのやり方をマニュアルにしました。
わたしは「手圧」という手技治療を使って、筋肉の血流を改善します。
筋肉の血流を改善すれば、症状は治るからです。
患者さんの治療をするときも、
自分自身の治療をするときも、
手圧で筋肉血流の改善をします。
トラブル症状を治すのは、血流だからです。
・伸び縮みができない
・スムースに動かない
・固まる
・ケイレン
・しびれる
・動かすと痛い
・冷えるなど…
血流が改善すれば、これらの症状は消失します。
手圧は治療器具を一切使用しません。
手のひらと指先で、筋肉の血流を改善します。
やり方は、かんたんです。
だれにでも、できるやり方です。
マニュアルのやり方を真似るだけいいのです。
３．結局、どうすればいいの？
マニュアルがあります。
首こりを自分でなおす！
『かんたんマニュアル』
症状別の治し方のマニュアルです。
電子書籍（PDF）のマニュアルです。
当サイトで、ダウンロード販売しています。
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